葬祭場制作過程 [SHIN-ONができるまで]
今回は、霊安室に加えてもう一つの部屋の制作を依頼されました。
こちらは実際に葬儀も行われるところで、
建築家のチェリアー二氏と一緒に考えた『再生』を
錆で表現しようというコンセプトの空間作りになっています。
①特注の錆びさせた鉄板を設置します
②岩彩で彩色していきます
<拡大写真>
③彩色を重ね完成しました
こちらは実際に葬儀も行われるところで、
建築家のチェリアー二氏と一緒に考えた『再生』を
錆で表現しようというコンセプトの空間作りになっています。
①特注の錆びさせた鉄板を設置します
②岩彩で彩色していきます
<拡大写真>
③彩色を重ね完成しました
霊安室制作過程 [SHIN-ONができるまで]
SHIN-ONができるまで② [SHIN-ONができるまで]
以前にも「SHIN-ONができるまで」というコンテンツを載せましたが、
今回のマンション用の制作風景を記録しましたので
そのパートⅡという形で掲載したいと思います。
0)2010.1.18日の「新作がマンションに設置されました」記事中にも
掲載しましたが、最初にまず、使用目的や使用される方々、
あるいは始めて訪れる方などその場に飾られたことを想像し
作品のコンセプトを決めます。
1)実創作では、次のようにすすめていきます。
最初パネルにSTUCCO(石膏質のペースト)でベースを作ります。
2)粉の絵の具で彩色していきます。
3)パネルを合わせて全体を描いていきます。
4)完成~写真撮影。
(今回は作品が大きかったのでアトリエの外の庭での撮影となりました。)
5)梱包~発送準備。
木箱に梱包して、ミラノのアトリエより発送します。
6)通関~輸送~設置。
多くの方の手によって、無事に設置されました。
展覧会用の作品創作や、展示に至るまでもおよそこのような段取りです。
今回のマンション用の制作風景を記録しましたので
そのパートⅡという形で掲載したいと思います。
0)2010.1.18日の「新作がマンションに設置されました」記事中にも
掲載しましたが、最初にまず、使用目的や使用される方々、
あるいは始めて訪れる方などその場に飾られたことを想像し
作品のコンセプトを決めます。
1)実創作では、次のようにすすめていきます。
最初パネルにSTUCCO(石膏質のペースト)でベースを作ります。
2)粉の絵の具で彩色していきます。
3)パネルを合わせて全体を描いていきます。
4)完成~写真撮影。
(今回は作品が大きかったのでアトリエの外の庭での撮影となりました。)
5)梱包~発送準備。
木箱に梱包して、ミラノのアトリエより発送します。
6)通関~輸送~設置。
多くの方の手によって、無事に設置されました。
展覧会用の作品創作や、展示に至るまでもおよそこのような段取りです。
SHIN-ONができるまで① [SHIN-ONができるまで]
「shin-on」は、混合技法によるアートですが、
その都度<表現するものによって>
いろいろな技法を使っています。
基本的には合板上に
「石膏」あるいは「スタッコ」でレリーフ状の画面をつくり、
そこに岩彩やアクリルなどを何回か重ねて塗り、描き、
その上から何層かの薄い紙をずらして貼り、
最後に水彩でしみこませながら、
最終的な色を決めて完成させていきます。
色を付ける行為のなかに、「塗る」と「染める」があります。
色として考えるとおなじようなものですが、
色の方向性が異なり、同じ色にはならないのです。
この違いは同じ画面上に並べると歴然で、
両方を使いこなすと“思ってもみなかった表現の幅”が出ます。
同じ画面上に下から出たがる色
(油彩・アクリルなど重ねて仕上げていく技法から生まれる色)と、
上から染みこんでいく色
(水彩・水墨画など、元の紙の白い色を活かしながら
染みこんで決まっていく色)、
そして、ときに、ひっかいたりして、下の色が出たり、混じったり、
ひとつの方向から色がぶつかり合う…
そこに、素晴らしい響き合いの色が生まれる。
それが、「shin-on」となるのです。
その都度<表現するものによって>
いろいろな技法を使っています。
基本的には合板上に
「石膏」あるいは「スタッコ」でレリーフ状の画面をつくり、
そこに岩彩やアクリルなどを何回か重ねて塗り、描き、
その上から何層かの薄い紙をずらして貼り、
最後に水彩でしみこませながら、
最終的な色を決めて完成させていきます。
色を付ける行為のなかに、「塗る」と「染める」があります。
色として考えるとおなじようなものですが、
色の方向性が異なり、同じ色にはならないのです。
この違いは同じ画面上に並べると歴然で、
両方を使いこなすと“思ってもみなかった表現の幅”が出ます。
同じ画面上に下から出たがる色
(油彩・アクリルなど重ねて仕上げていく技法から生まれる色)と、
上から染みこんでいく色
(水彩・水墨画など、元の紙の白い色を活かしながら
染みこんで決まっていく色)、
そして、ときに、ひっかいたりして、下の色が出たり、混じったり、
ひとつの方向から色がぶつかり合う…
そこに、素晴らしい響き合いの色が生まれる。
それが、「shin-on」となるのです。