SHIN-ONができるまで① [SHIN-ONができるまで]

「shin-on」は、混合技法によるアートですが、
その都度<表現するものによって>
いろいろな技法を使っています。


shin-on_toha.jpg


基本的には合板上に
「石膏」あるいは「スタッコ」でレリーフ状の画面をつくり、


そこに岩彩やアクリルなどを何回か重ねて塗り、描き、
その上から何層かの薄い紙をずらして貼り、


最後に水彩でしみこませながら、
最終的な色を決めて完成させていきます。


色を付ける行為のなかに、「塗る」と「染める」があります。
色として考えるとおなじようなものですが、
色の方向性が異なり、同じ色にはならないのです。


この違いは同じ画面上に並べると歴然で、
両方を使いこなすと“思ってもみなかった表現の幅”が出ます。


同じ画面上に下から出たがる色
(油彩・アクリルなど重ねて仕上げていく技法から生まれる色)と、

上から染みこんでいく色
(水彩・水墨画など、元の紙の白い色を活かしながら
染みこんで決まっていく色)、

そして、ときに、ひっかいたりして、下の色が出たり、混じったり、
ひとつの方向から色がぶつかり合う…



そこに、素晴らしい響き合いの色が生まれる。



それが、「shin-on」となるのです。


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